はじめに
小さな体とふわふわの被毛、くるくるした瞳と愛くるしい仕草で多くの人を魅了しているポメラニアン。
犬種の中でもトップクラスの人気を誇り、飼育頭数も年々増加しています。
しかし、ポメラニアンを初めて飼う方にとっては、どんな準備が必要で、どれくらいの費用がかかるのか、不安や疑問がつきものです。
この記事では、ポメラニアンをこれから家族に迎えようとしている方のために、迎える前に必要な準備、飼育にかかる費用、そして心構えについて徹底的に解説します。
ポメラニアンとの暮らしが素晴らしいものになるよう、ぜひ参考にしてください。
ポメラニアンの基本情報
原産地と歴史
ポメラニアンはドイツ・ポーランド国境付近のポメラニア地方がルーツとされ、もともとは大型のスピッツ系の作業犬でした。
長年の交配と改良により、現在のような超小型犬の姿となり、イギリスのビクトリア女王によって人気が爆発しました。
特徴と性格
- 体重:1.8~3.5kgほど
- 体高:18~22cmほど
- 性格:明るく活発、警戒心が強く、愛情深いがやや神経質な一面も
ポメラニアンはとても社交的で人懐っこい一方、繊細な気質もあり、しっかりとしたしつけや環境づくりが求められます。
ポメラニアンを迎える準備
1.飼育スペースの確保
ポメラニアンは室内飼育が基本です。
以下の環境を整えておきましょう。
- サークルやケージ:安心して眠れる場所、トイレトレーニングにも有効
- ベッド:保温性が高く洗えるものが◎
- トイレトレー・シート:成長に応じてサイズ調整が必要
- 食器・水入れ:滑り止めつきのステンレス製などがおすすめ
2.健康管理グッズ
- ブラシ:ダブルコートの被毛に適したスリッカーブラシやコーム
- 爪切り:小型犬用
- シャンプー・タオル:低刺激性の犬用シャンプーを選びましょう
- 歯ブラシ・歯磨きペースト:デンタルケアは子犬期から習慣に
3.安全面の配慮
- 滑りにくい床材:足腰への負担を軽減するため、フローリングにはマットを敷く
- 誤飲防止対策:電源コードや小物など、いたずら防止を
- 温度管理:夏の暑さ、冬の寒さに弱いのでエアコンやヒーターで室温調整
ポメラニアンの購入・譲渡にかかる費用
1.生体価格
- ペットショップ:20万~40万円
- ブリーダー:15万~35万円(血統書付きやショータイプはさらに高額)
- 保護犬譲渡:譲渡費用3万~5万円(ワクチン代・不妊手術代含む場合が多い)
2.初期費用
| 費用項目 | 目安 | 内容 |
| ケージ・サークル | 約8,000〜15,000円 | サイズと素材による |
| トイレ用品 | 約3,000〜5,000円 | トレー、シート、消臭グッズなど |
| 食器・給水器 | 約1,000〜3,000円 | 固定式が◎ |
| ベッド・毛布 | 約2,000〜5,000円 | 季節ごとに変えるとより快適 |
| グルーミング用品 | 約5,000〜10,000円 | ブラシ、爪切り、シャンプーなど |
3.継続費用(月額)
- フード代:3,000~6,000円(品質と量により変動)
- トイレシート:1,000~2,000円
- 動物病院代:1回の診療で3,000~6,000円程度(ワクチン、健康診断など)
- トリミング代:5,000~7,000円(月1回が目安)
飼い主としての心構え
継続的な愛情と責任
ポメラニアンは15年前後生きる犬種であり、しっかりと向き合う覚悟が必要です。
成犬・シニア期になるにつれ、体調や性格に変化も出てきます。
子犬期の可愛さに惹かれるだけでなく、最後まで責任を持って育てることが何より大切です。
しつけと社会化トレーニング
吠えやすい性質や警戒心の強さは、適切なしつけによって軽減できます。
特に社会化期(生後3週〜14週)に様々な刺激に慣れさせておくことが、性格形成に大きな影響を与えます。
- 他の犬や人とのふれあい
- 様々な音や匂いへの慣れ
- 外出・車移動の練習
健康管理の習慣化
- 定期的な健康診断:年1~2回の健康診断で早期発見に努めましょう。
- ワクチン・フィラリア予防:地域の獣医師と相談し、適切な時期に行います。
- デンタルケア:歯周病予防は全身の健康にもつながります。
まとめ
ポメラニアンとの暮らしは、見た目の可愛さ以上に深い愛情と絆を育てることができるかけがえのないものです。
ただ、その一方で小さな体にはデリケートな要素も多く、飼い主としての丁寧な準備と心構えが不可欠です。
迎え入れ前の環境整備、必要なアイテムの準備、費用の把握、そして飼育に対する心の準備まで、できる限りの準備を整えて、愛犬との新生活をスタートさせてください。
ポメラニアンは、きっとあなたにたくさんの笑顔と癒しを届けてくれるはずです。

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